
来るべき食糧不足に備えて徐々に広まりつつある昆虫食。
そんな昆虫食の波がプロテイン業界にも訪れている事をご存知でしょうか。
今回は、昆虫食ブランドのINNOCECTから発売されている「クリケットプロテイン」の口コミや気になる点を紹介し、クリケットプロテインのメリット・デメリットについて解説していきます。
機能性だけでなく環境にも配慮された意欲作的な商品ですので、一度チャレンジしていただけたら幸いです。
Contents
虫の味はするの?しないの?口コミからチェック!

クリケットといえばコオロギです。
食用コオロギを使用したプロテインがクリケットプロテインなんですね。
ホエイプロテインやソイプロテインに関しては、乳製品や大豆が原料ですので味のイメージがしやすいですが、原料が「虫」となると話が変わってきますよね。
「クリケットプロテインを使い始めよう!」となった時に、最大の興味は「虫の味(風味)はするの?」という事ではないでしょうか。
ちなみに私が調べたところによると、コオロギの味は「ナッツのような香ばしさがあってエビのような風味が感られる」との事。
ナッツとエビが混在する味…気になりますね。
とはいえ上で書いたのは「コオロギそのものの味」の評判ですので、商品化されるにあたって美味しくない部分は上手くカバーされている可能性が高いです。
まずはINNOCECTのクリケットプロテインを実際に使用した方の味に関する口コミを見てみましょう。
とても飲みやすくてプロテインっぽさがないので毎日飲み続けられます。ありがとうございました。
引用元:公式サイト
とってもおいしいです。飲むスピードが早いので定期購入の数を増やせると嬉しいです。
引用元:公式サイト
普通に美味しい!笑
引用元:公式サイト
プロテイン独特のクセがなくおいしいチョコ味なので大変満足です。
引用元:公式サイト
公式サイトやTwitterから味に関する口コミをピックアップしてみました。
ちなみにAmazonのレビューを見ますと
・チョコレート味で飲みやすい
・あっさりした甘みで飲みやすい
・チョコ味がしっかりしていて美味しく飲めた
味に関するレビューは上記の感じでしたね。
ネット上の評判を見る限りでは味について酷評されている書き込みはありませんでしたので、「試してみたいけど虫の味するのかな…?」と不安になっている方は安心して大丈夫と言えるでしょう。
正直なところ「(原料がコオロギだから変な味するかと思ったけど意外と)美味しかった」という先入観的ありきの評価が多い可能性は否めませんが、満足度は高そうです。
コオロギの原形は?足とか羽とか…
味の次に気になるのは見た目ではないでしょうか。
昆虫食というワードが一般的になる前から存在している「イナゴの佃煮」が嫌われる理由の代表例として、
・虫の原形が残り過ぎている事
・足の食感に違和感を感じる事
という2つの理由があります。
プロテインといえば粉末ですので、原形をとどめている可能性は限りなく低いと考えられますが
「袋を開けたらコオロギと分かる破片があったらどうしよう」
「足の破片があったらどうしよう」
「触角があったらどうしよう」
とドキドキする事間違いなしですよね。
今回紹介するINNOCECTの商品にクリケットパウダーというプロテインではないダイレクトなコオロギ粉末も存在しているのですが、そちらの画像を見てみると

まるでカレーのスパイスかのような細かい粉末に加工されており、コオロギの原形は見る影もありません。
まさに「言われなければ分からない」というレベルですね。
昆虫食というワードに抵抗がある人、虫を原料とする食品を摂取する事に抵抗がある人でも、これならいけそうな気がしてきませんか?
クリケットプロテインは体&環境に優しい

クリケットプロテインは「材料が虫(コオロギ)」という点だけ目を瞑れば、それ以外の点でメリットが非常に多いプロテインなんです。
必須アミノ酸・ビタミン・ミネラルが豊富
クリケット(クリケットパウダー)には筋肉のエネルギー源とされる必須アミノ酸(BCAA)が豊富に含まれており、イソロイシンはホエイプロテインの約2倍、バリンは3倍以上とされています。
また、食物繊維やビタミン・ミネラル類も豊富に含まれていることも特徴。
コオロギなど甲殻類のキチン質は優秀な食物繊維(不溶性食物繊維)として知られており、一般的な食物繊維(水溶性食物繊維)よりも善玉菌を増やす力が高く、生活習慣病予防やダイエットにも効果的と考えられます。
トレーニング時のお供としてだけでなく、健康維持のためのサプリメントとしても優秀な存在と言えるわけですね。
少ない原料から豊富なたんぱく質が摂れる

ホエイプロテインの原料である牛とコオロギを比較した時に、100gあたりに含まれるたんぱく質はコオロギの方が約3倍多いとされています。
つまり、プロテイン原料として非常に効率が良く、生産コストを抑える上で画期的と言えるわけですね。
原料が環境に与えるリスクも低い

生き物が環境に与える悪い影響は少なからずあり、「牛のおならやゲップに含まれるメタンガスが地球温暖化を加速させている」というギャグのような説が本当に存在し、科学者たちが研究を進めているほどです。
ホエイプロテインの代わりにクリケットプロテインが普及すれば地球温暖化を遅らせる事にも繋がるとも考えられるわけですね。
育てるためのコストが格段に低い


牛を育てるのとコオロギを育てるのでは、必要な水や飼料の量に格段の差があります。
画像だけを見ると牛1頭とコオロギ1匹を比べているように見えるので、「そりゃ全然違うだろ」というツッコミが来そうですが、画像はたんぱく質1kgを生産するために必要なコストを表していますので、その違いがいかに大きいかが分かるかと思います。
少ない水と飼料で効率的にたんぱく質の生産が可能という事になりますので、クリケットプロテインが主流になれば水や穀物などの食糧不足も解消に近づくと考えられます。
クリケットプロテインのデメリット

「原料が虫(コオロギ)」という事さえ気にしなければメリットだらけに感じられるクリケットプロテインですが、デメリットもいくつか存在します。
価格が高い
一般的なホエイプロテインやソイプロテインなどの商品と比較すると、現時点では価格が高めです。
「原料が安いんだから安くできるだろ!」と思う方もいるかと思いますが、現時点では既存のプロテイン商品のように大量生産が出来る体制が整っておらず、その関係で価格が高めになってしまうと考えられます。
そもそも昆虫食自体が普及しているわけではありませんので、「コオロギが原料…?ちょっとやめときます(汗)」的な人々が多いというわけですね。
これからクリケットプロテインの需要が飛躍的に伸びれば価格が下がる事も考えられますが、現時点では高いというのが最も大きなデメリットと言えるでしょう。
溶けにくい・粉っぽい
クリケットプロテインは一般的なプロテインと比較すると溶けづらく、飲むときに粉っぽいという評価が比較的多く見受けられました。
ホエイプロテイン→牛乳由来のたんぱく質
クリケットプロテイン→コオロギ由来のたんぱく質
これだけを見ても溶けづらそうな感じは充分に伝わりますよね。
キチン質を含む硬そうな見た目のコオロギを粉末化したものが水に溶けるとは考えづらいですし、牛乳や豆乳という飲料の分野で市民権を得ているホエイやソイと比較するのは酷というものです。
「飲み心地の良さ」は継続利用する上で非常に重要ですので、この点に関してもデメリットと言えるでしょう。
INNOCECTのクリケット商品は種類豊富

今回紹介するINNOCECTの商品ですが
クリケットプロテイン(チョコレート)
クリケットプロテインバー(チョコレート)
クリケットプロテインバー(抹茶)
クリケットコーヒー
ナチュラルクリケットパウダー
という感じで非常にバリエーションに富んだラインナップとなっています。
運動時に摂取するプロテインはもちろんですが、リラックスタイムにピッタリのコーヒー、料理やお菓子作りに使用出来るパウダーなど、日頃の食生活で良質なたんぱく質を補うという意味ではかなり優秀と言えます。
また、ホエイ(乳清)不使用、人工甘味料・乳製品不使用、グルテンフリーという体に優しい仕様となっていますので、健康に気を遣っている方にもオススメです。
価格は高めではありますが、栄養価や品質を加味すると充分お得と言えるのではないでしょうか。
健康だけでなく環境にも配慮された新世代の食品ですので、健康意識の高い人だけでなく、怖いもの見たさでチャレンジするのも一興かと思います。
興味を持ってくれた方は下記リンクからチェックしてみて下さいね。
次世代のスーパーフード【INNOCECT】

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