
マイナスイオンや自動温度調節機能など、ドライヤーの機能の進化が目まぐるしい昨今ですが、基本中の基本である温風・冷風機能をきちんと使いこなせていますでしょうか。
最近のドライヤーですと「TURBOしか使っていない」という方も多いのではないかなと思います。
ドライヤーを用いてのヘアケアの極意は冷風にあると言っても過言ではありませんので、今回の記事を読んで冷風と温風をしっかり使いこなせるようになっていただきたいですね。
Contents
冷風は「キューティクルを閉じる」ために重要!
美髪を目指す上でキューティクルという言葉を度外視する事は出来ません。
なぜなら美髪に見せる要素は全てキューティクルによるものだからですね。
そしてドライヤーの冷風は、キューティクルをしっかり閉じて、健康でキレイな髪を維持するサポート役を担ってくれます。
シャンプー⇒タオルドライ⇒温風で乾かす
上記の工程で完結している人が多いかと思いますが、温風で乾かした後に冷風で引き締めてあげる事によって、開いたキューティクルをしっかり閉じてくれます。
実際にやっていただけると分かると思いますが、温風だけで乾燥を終えた時より髪の手触りがツルっと仕上がります。
これが「キューティクルが閉じている」という状態で、この状態を生み出すために冷風は重要なんです。
キューティクルが閉じているとどんなメリットがあるの?

髪のツヤやまとまりが良くなる
キューティクルが閉じていると、髪の表面がツルっとした状態になりますので、ツヤのある髪になります。
また、表面がツルツルしている事によって髪同士の摩擦も少なくなるため、髪のまとまりも良くなります。
広がりやすい髪質の人にとっては、必然的にボリュームダウン効果があるとも言えるわけですね。
寝癖や絡まりを軽減
ショートの人ほど寝癖に悩まされる事が多く、ロングの人ほど絡まりに悩まされるのではないでしょうか。
これらの現象もキューティクルが開いている事によって起こりやすくなるものですので、しっかりキューティクルを閉じてあげる事によって軽減することが可能です。
髪の乾燥を軽減
キューティクルが開いていると、ヘアケア剤などで潤い成分を投入しても、それを維持することが出来ず、水分も蒸発してしまいます。
キューティクルをしっかり閉じてあげる事によって、水分をしっかり保持し、潤いのある髪を維持できるというわけですね。
覚えておきたい!乾かし方の手順とコツ

タオルドライはこすらない!
シャンプーを終えてタオルドライをする際、頭皮を掻くようにワシャワシャとしてしまいがちですが、シャンプーで開いたキューティクルを剥がしてしまう事にも繋がりますので止めましょう。
頭皮には押し当てるように、髪の毛は挟むようにして水分を吸わせるのがベストです。
最初は根元をメインに乾かす
タオルドライ後に全体を乾かす際ですが、髪の毛全体に当てるのではなく、根元(頭皮)だけを意識して乾かしましょう。
毛先に温風が当たり過ぎるとダメージや乾燥の原因になりますので、まずは根元を意識して、髪がやや湿っているくらいまで乾かします。
ドライヤーの風は「上から下へ」
根元を意識してある程度乾かしたらブローに移るわけですが、ブラシで梳かしながら温風で乾燥を行います。
その際にドライヤーの風は上から下に流すように当てましょう。
極端に言えばドライヤーを頭の上に構え、下向きにして使うという感じでしょうか。
キューティクルは根元から先に向かって傘のような形状で連なっていますので、下から風を当ててしまうと開いたり剥がれたりする原因になってしまいます。
冷風も「上から下へ」
温風で髪の毛全体を乾かしたら、いよいよ冷風の出番です。
温風と同じように上から下へ、ブラシで梳かしながら髪をクールダウンするイメージで当てていきます。
ここまでの手順やコツをしっかり行うと、「オイルやトリートメント付けなくて良いんじゃないかな?」と思うくらいツヤがあり、スルッとまとまる髪に仕上がりますので是非お試しください。
まとめ
ドライヤーの冷風機能のメリットや乾かし方のコツについて書いてきましたが、内容的には決して難しい事ではありませんし、簡単なコツを掴んでおくだけでヘアケアのクオリティアップに繋がりますので、知らなかった人は今日から実行してほしいですね。
せっかく良いドライヤーを買っても「TURBOしか使いません」じゃ勿体ないですから、しっかり使いこなして美髪を作り上げていきましょう。
多彩な機能を搭載した最新ドライヤーに関する記事も書いていますので、よろしければチェックしてみて下さいね。
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