日常生活に欠かせない調味料の一つと言える砂糖。
砂糖と一言に言っても種類は豊富にあり、「どの種類が良いのだろう」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は砂糖の種類の一つであるてんさい糖に着目し、その効果を解説し、てんさい糖を用いて作られた炭酸飲料「天サイダー」についても紹介していきたいと思います。
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てんさい糖ってそもそも何?

てんさい糖の原料は甜菜という野菜で、ビートとも呼ばれています。
見た目は大根に似ていますが、大根はアブラナ科、甜菜はヒユ科に分類される植物ですので、種類としては全くの別種です。
甜菜は砂糖の原料として広く活用されており、上白糖やグラニュー糖の原料としても使われています。
上白糖やグラニュー糖のように白く精製せず、甜菜の蜜を含んで作られたものがてんさい糖なんですね。
てんさい糖は体にどんな効果をもたらすの?

オリゴ糖で便秘改善
てんさい糖には天然のオリゴ糖や食物繊維が豊富に含まれています。
オリゴ糖は腸内の善玉菌を増やす働きがあり、食物繊維は便の通過をスムーズにしてくれますので、便秘改善にもってこいの食品と言えます。
腸内環境が改善されると美肌効果なども望めますので、便秘に悩まれている方や美容に気を使っている方にはオススメと言えます。
冷え性の改善効果
上白糖やグラニュー糖は体を冷やす作用があるとされていますが、てんさい糖は逆に体を温める効果があると言われています。
理由としては原料の甜菜が寒冷地で育つもので、寒さに強い植物は体を温める効果があるとされることからとの事です。
スーパーなどで手に入る市販の砂糖類の中では唯一の温め効果を持つ砂糖ですので、冷えに悩まされている方は積極的に取り入れたいところですね。
免疫力アップ
てんさい糖に含まれるオリゴ糖の一種であるラフィノースには、ビフィズス菌の増殖効果を持つとされており、それによって免疫細胞を増殖させたり、免疫細胞を強化する働きがあると言われています。
風邪などを予防するだけでなく、アトピー性皮膚炎などの症状改善にも効果があるとされていますので、アレルギーに対する免疫力にも効果が期待できるでしょう。
また、ビフィズス菌には抗がん作用もありますので、成人病対策にももってこいと言ったところでしょうか。
てんさい糖は低GI食品

血糖値が気になる方にもオススメ出来るのがてんさい糖の凄いところです。
上白糖やグラニュー糖、三温糖や黒糖と比較しても格段にGI値が低いんですね。
砂糖の種類 | GI値 |
グラニュー糖 | 110 |
上白糖 | 109 |
黒糖 | 99 |
三温糖 | 108 |
てんさい糖 | 65 |
GI値は食後の血糖値の上昇を表す数値で、「低GI=血糖値が上がりづらい」という事になります。
砂糖であることには変わりありませんので、「てんさい糖だからたくさん使ってOK」とはなりませんが、「使うのであればてんさい糖が良い」とは言えるのではないでしょうか。
てんさい糖はマイルドな甘み
私自身も実際にてんさい糖を利用している一人なのですが、てんさい糖の甘みはとてもマイルドです。
上白糖やグラニュー糖と比較すると、粉の質感もフワッとしていて香ばしい香りもあります。
料理のレシピにおいて砂糖の分量をそのままてんさい糖に置き換えると、甘さが少し控えめになって、風味が良く仕上がります。
あくまで私の主観ではありますが、甘さ控えめがお好みという人は砂糖の置き換えとしててんさい糖を活用してみると良いかなと思います。
てんさい糖を使用したサイダー「天サイダー」とは

ダイエットで炭酸飲料、特にコーラやサイダーを控えているという方は多いのではないでしょうか。
我慢していると、ふとした時に急に飲みたくなるものです。
最近ではゼロカロリーの炭酸飲料も多いですが、人工甘味料の摂り過ぎは不安ですし、何より美味しくないですよね。
そんな方にオススメしたいのが、北海道は士別市の名産として販売されている天サイダーです。
士別市で作られた甜菜由来の砂糖とビートオリゴを使っていますので、一般的な市販のサイダーよりも体にやさしい仕様となっています。
いわゆるご当地グッズの一種ですが、1本180円と良心的価格ですので、一度お試しいただければと思います。
また、士別市のしずお農場様でインターネットでの注文が可能なオンラインショップを開いています。
1本、3本、6本という単位で購入可能で、3本以上はおしゃれな箱に入った仕様になっていますので、手土産や贈り物にもおすすめ出来る商品ですね。
よろしければチェックしてみて下さい。
しずお農場様の商品一覧
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